ブリヂストンの豪州子会社 鉱山向けソリューションの新拠点開設
ブリヂストンは4月10日、豪州子会社がニューサウスウェールズ州に鉱山ソリューションの新拠点を開設したと発表した。新拠点の名称は「ハンターバレー マイニング ソリューション センター」(HMSC)で、従業員数は約60名。同社がマイニングソリューションセンターを開設するのは2カ所目となる。 今後HMSCでは、鉱山車両用タイヤの販売や保守、修理をはじめ、リムの改修修理、タイヤのフィッティングなどを組…
ブリヂストンは4月10日、豪州子会社がニューサウスウェールズ州に鉱山ソリューションの新拠点を開設したと発表した。新拠点の名称は「ハンターバレー マイニング ソリューション センター」(HMSC)で、従業員数は約60名。同社がマイニングソリューションセンターを開設するのは2カ所目となる。 今後HMSCでは、鉱山車両用タイヤの販売や保守、修理をはじめ、リムの改修修理、タイヤのフィッティングなどを組…
日本ミシュランタイヤが独自の商品戦略を進め、市販タイヤ市場で攻勢を図る。消費財タイヤのカテゴリーでは市場平均を上回る成長を続けている17インチ以上の大口径タイヤでラインアップを急速に拡大させているほか、生産財タイヤでは今年からトラック・バス用のワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)のレンタルプログラムや購入サポートといったサービスをスタートさせ、新たな需要を取り込んでいく考えだ。 …
大変革期を迎えている自動車業界。昨年10月に発表したトヨタ自動車とソフトバンクの協業も記憶に新しい。両社が設立する新会社「モネ・テクノロジーズ」では、移動や物流、物販などに利用できる次世代電気自動車を活用した新たなサービス展開が予定されている。このような新分野で活用されるのがCASE――コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化――の技術だが、例えば電気自動車(EV)は国内外を問わず開発が加速…
ブリヂストンは1月22日、欧州子会社が蘭トム・トムの子会社でデジタルフリートソリューション事業を運営するトム・トム・テレマティクスを買収すると発表した。トム・トムが世界で約86万台の車両に提供しているサービスで得たビッグデータを活用して、商品開発やサービスの向上を図る。買収金額は9億1000万ユーロ(約1138億円)で、2019年の上期中の買収完了を予定している。 トム・トムは欧州で業界をリー…
ブリヂストンの津谷正明CEOは11月30日に会見を行い、「今年は我々にとって特別な節目の年だった」と述べた。 津谷CEOは2018年を振り返り、「1968年に社是『最高の品質で社会に貢献』を定め、デミング賞を受賞した。経営の近代化を進めたその年から今年は50年となる。1988年には米ファイアストンを買収しグローバル化の大きな一歩を踏み出した時から30年となった。経営の最終目標は『真のグローバル…
シングルタイヤの拡販や新たなタイヤ管理システムの導入などトラック・バス用タイヤ事業を積極化している日本ミシュランタイヤ。今年1月には生産財タイヤの各カテゴリーを統合して組織体制を“点”から“面”に移行し展開を加速させている。今後、商用車でも自動運転技術や電気自動車が普及すると見込まれる中、どのようにビジネスは変化していくのか――生産財事業を統括するB2Bタイヤ事業部の高橋敬明常務執行役員に現況と…
日本ミシュランタイヤは9月下旬を目処にトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックスワン)で、リトレッドの国内生産を始める。リグルーブなどと併せて同社が進める3Rコンセプトを「X One」にも展開することが可能となり、コストメリットや輸送効率向上を広く訴求していく。将来的に新たなパターンの投入も検討しており、「X One」の装着台数を2020年に2000台、2030年までに3000…
米グッドイヤーは5月31日、米ミシガン大学が主導する官民研究機関のMcity(エムシティ)の研究に参画し、自動運転車やコネクテッドカー関連の技術開発を促進すると発表した。 同社は今後、エムシティの試験施設で電気自動車および自動運転車のテスト走行を実施し、インテリジェントタイヤとセンサー技術を一層発展させていく。 エムシティは、実際の市街地や郊外の道路環境を再現した走行実験施設で、コネクテッド…
ブリヂストンがトラック・バス用タイヤで、新品タイヤとリトレッド、メンテナンスを一体化したソリューションの提案を積極化している。2月23日にはユーザー向けの大規模な説明会を開催し、その効果を改めて訴求した。上昇傾向が続く燃料価格や深刻な人手不足など、今後も輸送業界を取り巻く環境は厳しさを増すことが予想される中、サービス品質の更なる向上やデジタルツールの活用なども進め、多くの輸送事業者の課題解決に繋…
ブリヂストンは11月28日、トラック・バス用タイヤのデジタルソリューションツール「Toolbox」(ツールボックス)を刷新し、12月から日本にも導入すると発表した。同社の直営店から順次運用を開始し、今後販売代理店への展開も予定している。 「ツールボックス」は、同社のスタッフが運送事業者を訪問した際に取得する装着タイヤの情報やタイヤ点検結果などを管理するもので、既にアジアや中近東・アフリカ、欧州…
日本ミシュランタイヤは7月28日、新潟県内でトラック・バス用タイヤの「3R」コンセプトに関するユーザー向けセミナーを実施した。3Rはミシュランが推奨するリグルーブやリトレッドを活用することにより、タイヤの経費を削減するとともに、廃棄物の削減や省資源化、CO2排出量の削減を図るもの。当日は北陸信越地区を中心とした運送会社やタイヤディーラーなど約60名の関係者が参加した。会場では同社の取り組み状況が…
これまでバイアスタイヤが中心だった航空機用タイヤ市場でラジアル化が急速に進む中、業界でトップシェアのブリヂストンが事業強化を加速させている。将来的に需要増が見込まれるラジアルタイヤの生産量を拡大させるとともに、新品とリトレッドタイヤを組み合わせたソリューションビジネスを推進することで競争力を高める。 昨年12月に都内で開いた会見でブリヂストンの石橋秀一副社長は、タイに新工場を建設すると発表し、…
ブリヂストンは12月22日に都内で会見を開き、タイに航空機用タイヤとリトレッドタイヤの新工場を建設すると発表した。投資額は総額約150億円で、既存工場の敷地内に新たに建設する。両工場とも2019年12月に生産を開始する予定。同社グループが航空機用の新品タイヤを海外で生産するのは初めてとなる。 新工場では中長期に需要の拡大が見込まれるラジアルタイヤを生産する。同社では航空機用タイヤ事業で新品タイ…
更生タイヤ(リトレッドタイヤ)を軸としたビジネスが活発化している。リトレッドは経費削減や環境意識の高まりから徐々にユーザーへ浸透してきたものの、普及率が5割を超えるとされる欧米と比べると、国内では2割と低い水準に留まる。だが、それは新たな需要を掘り起こし、ビジネス拡大に繋がっていくチャンスがまだ残されているとも言える。こうした環境下において、ブリヂストンはタイヤとメンテナンスをパッケージにしたビ…
西日本最大のバンダグ・リトレッドファクトリー ブリヂストンタイヤジャパン(株)がリトレッド工場と廃タイヤ中間処理工場の一括拠点として昨年7月に発足した「ブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪」(大阪市住之江区)を訪ねた。ここは世界でも例がない、タイヤソリューションの新たなチャレンジの現場でもある。発足から約1年半、その現況をリポートする。 ブリヂストンタイヤリサイクルセンター大阪(武市誠也セ…