ブリヂストン「エバータイヤ・イニシアチブ」始動
ブリヂストンは、4月21日に開催したイノベーション拠点「ブリヂストン・イノベーション・パーク」(東京都小平市)のオープニングイベントで、リサイクル事業において「エバータイヤ・イニシアチブ」を始動したと発表した。リサイクル事業は同社の探索事業の一つ。主にパートナーと共同で、使用済みタイヤを原材料に還元する技術の開発に取り組んでいる。 イベントに出席した坂野真人グローバルCTOは、「使い終わったタ…
ブリヂストンは、4月21日に開催したイノベーション拠点「ブリヂストン・イノベーション・パーク」(東京都小平市)のオープニングイベントで、リサイクル事業において「エバータイヤ・イニシアチブ」を始動したと発表した。リサイクル事業は同社の探索事業の一つ。主にパートナーと共同で、使用済みタイヤを原材料に還元する技術の開発に取り組んでいる。 イベントに出席した坂野真人グローバルCTOは、「使い終わったタ…
独コンチネンタルは4月5日、ペットボトル由来のポリエステルを使用したタイヤを発売すると発表した。「プレミアム・コンタクト6」「エココンタクト6」「オールシーズン・コンタクト」の各5サイズで、カーカス部のポリエステルをすべてリサイクル素材に置き換える。 今回は一般的な方法とは異なる新しいプロセスでペットボトルをリサイクルしたポリエステル繊維を活用する。同社によると、こうした材料の大量生産を行うの…
仏ミシュランは若い世代の考え方を取り入れながら社会課題に対する解決策を探るためのプロジェクトをスタートした。国内では日本ミシュランタイヤが主導して取り組みを本格的に始める。活動の理念に共感した高校生らと連携して現在起きている環境問題への対応をはじめ、将来を見据えた様々な課題解決に取り組んでいく。今後、活動の輪が広がることが期待される。 ミシュラングループは昨年「DREAM」(ドリーム)と名付け…
横浜ゴムは2月17日、同社がワンメイクタイヤサプライヤーを務める「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に、2023年以降もADVAN(アドバン)レーシングタイヤを継続供給すると発表した。また、2023年以降はサステナブル素材を活用したレーシングタイヤを供給する予定で、今年から開発をスタートする。 サステナブル素材を活用したレーシングタイヤの供給は、スーパーフォーミュラを統括する日本レースプロモー…
フィンランドのノキアンタイヤは1月26日、使用する原材料の93%をリサイクル素材か再生可能原材料が占める冬用のコンセプトタイヤ「グリーン・ステップ」を発表した。 「グリーン・ステップ」は天然ゴムや再生可能オイル、もみ殻灰シリカといった再生可能原材料と、スチールやカーボンブラックなどのリサイクル素材を活用した。同社では「コンセプトタイヤに向けて創造したイノベーションは将来のタイヤに取り入れられる…
日本ミシュランタイヤは3月に発売開始する乗用車用タイヤ「PILOT SPORT 5」(パイロット・スポーツ・ファイブ)でグローバル統一スペックを採用した。これにより、市場ごとに最適な地域で生産することが可能となり、輸送距離の短縮を図りつつ環境負荷低減を進める。 2016年に国内市場で発売した従来品「PILOT SPORT 4」は、製品の多くを欧州から輸入していた。一方、新商品では大半のサイズを…
米グッドイヤーは1月5日、持続可能な原材料の使用比率が70%を占めるタイヤを開発したと発表した。 同社では「2020年に全て持続可能な原材料で構成されたタイヤを10年以内に作るという目標を設定しており、そのゴールに向かって大きく前進した」としている。 このタイヤには、メタン、二酸化炭素、植物ベースの油からそれぞれ生成した3種類のカーボンブラックが採用されており、二酸化炭素の排出量削減、バイオ…
ブリヂストンは11月26日、東京都の台東区立柏葉中学校で出張授業「グローバルコミュニケーション教室~世界につながる伝える力~」を実施した。 今回の出張授業は、グローバル化に伴って多様なバックグラウンドを持つ人々と関わる機会が増えていることを背景に、「伝える力」を磨く大切さについてロールプレイで学習できるもの。中学1年生の120人が参加した。 授業の冒頭では、ブリヂストンがグローバルで事業を展…
タイヤ産業プロジェクト(TIP)は11月4日、世界のタイヤ生産能力のおよそ60%を占めるタイヤメーカーのCEOが参画するCEO会議をオンラインで開催した。この会議は2年に一度開催し、TIPの活動の進捗・成果を確認するとともに、今後2年間の活動計画を承認する。 今回は今年5月にタイヤ産業として持続可能性に貢献するためにセクターロードマップを発行したことを確認。これは、タイヤ産業がSDGs(持続可…
ブリヂストンと仏ミシュランは、11月22日から23日にオランダのアムステルダムで開催される「Smithers Recovered Carbon Black Conference」で、再生カーボンブラックの利用拡大についての公開討論に参加すると発表した。 両社は、カーボンブラックの再生技術の確立と新品タイヤ生産への利用拡大の展望について討論する予定。また、その実現に向けて、タイヤメーカー各社、カ…
スウェーデンのリサイクル企業エンバイロは10月15日、2030年までに30拠点の廃タイヤのリサイクルプラントを設立すると発表した。 今後10年間で90億スウェーデンクローナ(約1191億円)以上を投資し、年間のリサイクル能力は廃タイヤ90万トン以上となる見込み。現在は、リサイクル能力を年間で廃タイヤ12万トン分増強できるように体制を構築しているという。 なお、仏ミシュランがチリに建設している…
住友ゴム工業はタイヤの100%サステナブル化を目指して原材料開発の取り組みを加速する。同社は今年8月に2050年を目標年としたサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」を発表した。この方針で改めて社会と環境、ガバナンスそれぞれの項目で目標を策定。9月22日に開いた会見でこの方針のうち、材料開発での目標や取り組みを説明した。 現在、世界的に求められているCO2排出量削減に向けて、住…
住友ゴム工業は9月21日、国内のタイヤ販売店でプラスチックの使用量削減に取り組む方針を公表した。2030年までにタイヤ販売店でのプラスチックの年間使用量を2019年比45%削減する。 同社は8月に策定したサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」の取り組みの一つとしてプラスチック問題に対応していくことを掲げている。 国内店舗での具体的な施策として、今年2月から展示ツールの素材を…
地球温暖化につながる温室効果ガスの排出をゼロにする脱炭素社会の実現に向けた機運がグローバルで高まっている。企業は様々な活動を通じてCO2削減に乗り出しているが、タイヤ業界も例外ではない。特に重要な柱の一つとなるのが生産拠点での対応だ。こうした中で、今後の普及が期待されている製品がある。ゼットエンジニアリング(東京都江戸川区)は3年ほど前からタイヤ加硫機向け超多段型オリフィス式トラップ「STEAM…