国内各社、設備投資を加速 高インチタイヤの生産強化
国内タイヤメーカー4社は、2月に行った2021年決算発表の会見で、2022年に設備投資を加速する姿勢を鮮明にした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で投資計画の変更を余儀なくされた過去2年と比べて各社は投資額を大幅に増やす。需要が堅調なSUV向けの大口径タイヤの増産などを中心に、グローバル供給体制の構築や改善も推進していく考えだ。 ブリヂストンの設備投資額は22年に前年比16%増の3050億円を…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)の清水隆史社長は2月15日に開いた決算会見で2021年から25年までの中期経営計画について、「環境変化に柔軟に適応し、初年度は順調な滑り出しを実現した」と手応えを語った。 同社が「重点商品」と位置づける高付加価値タイヤの販売比率は、25年時点で掲げる55%の目標に対して昨年は53%まで拡大。またROE(自己資本利益率)は16.9%と、目標の12%を大きく上回…
カスタムカーの展示会「東京オートサロン2022」が14日から16日まで千葉市の幕張メッセで開催された。昨年は新型コロナウイルスの影響によりオンラインのみとなったが、今回は2年ぶりに対面でも行われ、366社・団体がブースを出展。タイヤメーカーからは国内4社が参加して最新モデルやフラッグシップタイヤを展示したほか、走りの楽しさを前面に押し出した演出で魅力を発信した。 ブリヂストンのブースのテーマは…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は12月、オフロードレースでの使用を想定した専用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」を発売した。発売サイズはLT285/70R17 116/113Pの1サイズで、価格はオープン。 新商品は、「OPEN COUNTRY M/T」をベースに悪路走破性や耐外傷性を高めた。ダカールラリーでの使用を想定し、岩場や砂漠などの荒れた路面における走破性能を追求した…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)の清水隆史社長は12月9日に会見を行い、2021年の取り組みを振り返るとともに、2022年を「自ら視界を開き、躍動に臨む年にする」と展望を話した。 今年は新型コロナウイルスの影響が続いたものの、北米市場では得意のSUV・ピックアップトラック用の大型タイヤを優先的に生産し、質の高い利益構成につなげた。また、半導体不足によって新車生産が落ち込む中、タイヤ生産を新…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は11月6日、茨城県のイオンモールつくば周辺の一般道でオールシーズンタイヤ「CELSIUS」(セルシアス)の試乗イベントを開催した。 今回の試乗コースは一部に多少荒れている部分もあるドライ路面。走行時間は多くはなかったが、全体的にパターンノイズが抑えられている印象だ。また、緩やかなカーブを走行した際やレーンチェンジ時にもしっかりとした操縦安定性が感じられる。…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は11月2日、パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)で12月4日に開催されるガンバ大阪対湘南ベルマーレ戦を「TOYO TIRESパートナーデー」として開催すると発表した。 同社は2016年からガンバ大阪のプラチナパートナーを務めている。試合当日は大型青色バルーンでムードを盛り上げるほか、来場したファン・サポーターの先着5000名にオリジナル・シリコンバン…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)の仙台工場(宮城県岩沼市)はこのほど、仙台港が開港50周年を迎えたのを機に感謝状を授与された。長年にわたる仙台港への貢献が称えられたもの。 仙台港は1971年7月に開港し、その後、大型貨物船が利用可能な国際物流拠点となっている。港から約30kmの位置にある仙台工場は主に乗用車用タイヤを生産しており、輸出比率が高いのが特徴。 同社によると、仙台港が国際物流拠…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)と販売会社のトーヨータイヤジャパンは11月6日、7日の2日間、茨城県のイオンモールつくばで一般ユーザー向けの安全啓発活動を実施した。会場には独自開発したドライブシミュレーターを導入。様々な条件下での走行を体験できるユニークな取り組みとして、多くが来場し、注目を集めていた。 同社は2019年からシミュレーターを活用した啓発活動を継続している。この取り組みはタイ…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は、オールシーズンタイヤのブランド「CELSIUS」(セルシアス)にビジネスバン専用「セルシアス・カーゴ」を追加して10月より国内で発売する。発売サイズは195/80R15 107/105N LTの1サイズ。 「セルシアス」は欧米で発売した後、2019年から国内市場へ投入した。新商品は、乗用車用のオールシーズンタイヤをバン向けにアレンジして開発した。スノー・…
9月に入り北日本からスタッドレスタイヤの宣伝が始まるなど、冬タイヤ商戦が本格的にスタートする。昨シーズンは新型コロナウイルス感染拡大による消費マインドの落ち込みという大きな懸念材料があった中でも例年に比べて降雪が多く、販売を下支えする要因となった。一方で、今シーズンは複数のメーカーから消費財タイヤの大型商品が発売され、さらに店頭の賑わいが増していきそうだ。各社は様々な施策を打ち出して需要喚起に注…