グッドデザイン賞「ベスト100」に選定 横浜ゴムのトラック用タイヤ「903W」
10月1日に「2020年度グッドデザイン賞」が発表となり、横浜ゴムのトラック用ウルトラワイドベーススタッドレスタイヤ「903W」が「グッドデザイン・ベスト100」に選出された。 「グッドデザイン賞」は日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価推奨制度で、国内外の多くの企業や団体が参加している。「グッドデザイン・ベスト100」は受賞対象の中で審査委員会により特に高い評価を得た100件に贈ら…
10月1日に「2020年度グッドデザイン賞」が発表となり、横浜ゴムのトラック用ウルトラワイドベーススタッドレスタイヤ「903W」が「グッドデザイン・ベスト100」に選出された。 「グッドデザイン賞」は日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価推奨制度で、国内外の多くの企業や団体が参加している。「グッドデザイン・ベスト100」は受賞対象の中で審査委員会により特に高い評価を得た100件に贈ら…
横浜ゴムはIoT(モノのインターネット)を活用したタイヤマネジメントシステム「T.M.S」をリニューアルし、9月10日よりサービスを開始した。同時にトラック・バス用のTPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)の新商品「HiTES4」(ハイテス・フォー)を発売。タイヤに関するデータをインターネットでつなぎ、摩耗予測や最適な商品、運用プランの提案を迅速に行うことで輸送ビジネスの課題解決に貢献してい…
英運輸省は7月15日、トラックやバスの前輪と、マイクロバスの全輪に10年以上のタイヤを装着することを禁止すると発表した。二次立法を秋にも施行する。リトレッドタイヤも対象で、更生してから10年以上経過したものが禁止となる。 この措置は、運輸省による研究を含む広範な調査を踏まえたもの。調査は使用年数の長いタイヤに腐食が発生する可能性を示唆している。同省では、製造日を分かりやすく可視化するよう求めて…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は輸送事業者向けにデジタル技術を活用したメンテナンスサービスを構築する。従来は人間が行っていたタイヤ溝の管理を自動化し、最適なタイミングでメンテナンスができるシステムの確立を目指す。将来的にはセンシング技術との連携も視野に入れ、様々なカテゴリーでソリューション展開や付加価値の向上につなげる。 近年は主要メーカーがタイヤ単体のみを販売する従来の形から、サービス…
横浜市鶴見区にある渡辺タイヤサービス。運送会社向けにトラック用タイヤの販売、サービスを手掛けており、渡辺剛満社長はユーザーの安全運行へ人一倍の情熱と強い信念を持って日々の仕事に取り組んできた。その渡辺さんが「ここ数年、タイヤのトラブルが目に見えて増加傾向あるのでは」と危機感を抱いている。現場で何が起きているのか、長年タイヤを見てきたプロとしてその要因をどう推定しているのか――「ほかの販売店さんと…
ブリヂストンは7月22日、子会社のブリヂストンタイヤジャパンが神姫バス(兵庫県姫路市)による中型自動運転バス公道実証実験をサポートすると発表した。 実証実験では、ブリヂストンが欧州などの運送事業者に展開している「タイヤマティクス」を活用する。このシステムは、タイヤに設置したセンサーが空気圧や温度情報を計測し、クラウドを通じて車両管理者などと情報を共有するもの。これにより、低内圧によるタイヤトラ…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた4月の市販用タイヤ販売実績は、四輪車用合計で前年同月比18.4%減の464万3000本と大幅なマイナスとなった。特に乗用車用タイヤは22.3%減となり、新型コロナウイルスの感染拡大による需要減少の影響が大きく表れた。ただ、トラック・バス用は4.7%、ライトトラック用は7.1%の減少にとどまっており、社会インフラを支える輸送事業者などからのニーズはさほど…
横浜ゴムが昨年から国内市場向けにウルトラワイドベースタイヤ「902L」を本格投入した。この製品は「ワイドシングルタイヤ」などと呼ばれており、国内での導入事例は少ない反面、強力なライバルがしのぎを削るカテゴリーでもある。「準備を進め、満を持して投入した」と話し、「絶対に勝ちたい」と意欲を示す横浜ゴムTBR事業部事業部長の湯本光行理事に狙いを聞いた。 サービス体制がより重要に ――横浜ゴムは北米市…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた2019年度の市販用タイヤの販売実績は、四輪車用合計で前年度比3.1%減の6929万2000本だった。前年度を下回るのは2年連続。昨年は各社が一斉に値上げを実施する前の7月、消費増税前の9月に販売が大きく上振れしたが、その後の反動減や降雪不足が響き、年間を通してみると新車用タイヤも含めて需要が低迷した。 2019年度のタイヤの販売本数(四輪車用)は市…
エイワはこのほど、乗用車用タイヤチェンジャーに続き、トラック・バス用タイヤチェンジャーの分野でも新製品を上市した。「WING(ウィング)718D」がそれ。LTからTB、さらにORの一部まで幅広いサイズレンジに対応する。この春から本格販売を開始する計画だ。新製品のデモ操作と技術解説を商品部部長の杉村幸二さんが担当してくれた。 エイワはトラック・バス用タイヤチェンジャーの分野では、メインモデルであ…
ブリヂストンは1月31日に都内でトラック・バス用タイヤの新商品発表会を開催し、燃費性能やライフを向上させた3つの新モデルを3月から発売すると発表した。同社は商品とサービス、デジタルツールを活用したソリューションビジネスを推し進めており、その軸となる“断トツの商品”を拡充する。国内では貨物輸送量が増加する一方でトラックドライバー不足が深刻化する中、ブリヂストンタイヤジャパンの末松聡執行役員は「輸送…
2010年に車両総重量が12トン以上の大型車のホイールが日本特有の「JIS方式」から国際規格である「新・ISO方式」に切り替わった。現在は大型車で新・ISO方式が半数近くを占めるようになり、タイヤ販売店などでは適切な作業が浸透してきているという。一方で、近年は大型車の車輪脱落事故が増加傾向にあり、またタイヤの空気圧不足の状態のまま使用し続けているドライバーの割合も拡大している。様々なスキルが求め…
大型車(車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス)のホイール・ボルト折損によるタイヤ脱落事故が2018年度に81件発生したことが国土交通省のまとめで分かった。このうち、人身事故は3件あった。事故件数は3年連続で増加し、ピークだった2004度の87件に迫る状況だ。 今回の統計では、事故が発生した車両で左後輪に脱輪が集中していることに加え、新たにホイール・ボルトやホイールのサビ…
「東京モーターショー2019」では、商用車のカテゴリーでも最先端の技術を採用した電気自動車(EV)などが多数発表となった。 日野自動車は世界初公開のコンセプトモデル「FlatFormer」を出品した。車両で利用可能な空間を最大化するため、後輪はモーターやサスペンションなどが一体となった小径タンデムユニットとしたほか、前輪もホイールハウスを小さくできる一体ユニットを採用。物流や移動に加え、ケータ…
日本ミシュランタイヤは9月20日、新潟県糸魚川市内で「2019年アドバンスユーザーミーティング」を開催し、全国の運送会社から約60人が参加した。当日は、ミシュランのリトレッドタイヤを製造するトーヨーリトレッドを見学したほか、ドライバーの定着に向けたサービス提案をはじめとするセミナーを実施。運送業界の多様な課題に応えたソリューションをアピールした。 運送業界の経営環境は、慢性的なドライバー不足や…