タイヤ整備技術、更なる高みへ 各社が技能コンテスト開催
国内メーカー各社がタイヤ整備のスキル向上を積極化している。大型車の脱輪事故増加などを背景に、より確実な点検整備に対するユーザーからの期待が高まる中、いかに安全で効率的な作業を徹底していくか――ブリヂストンや住友ゴムはメンテナンスを一つの商品と位置づけて取り組みを強化するほか、横浜ゴムや東洋ゴムなども自主系のタイヤ専業店を巻き込みながらレベルを高める活動を推進していく。 国内4社がタイヤの整備技能…
国内メーカー各社がタイヤ整備のスキル向上を積極化している。大型車の脱輪事故増加などを背景に、より確実な点検整備に対するユーザーからの期待が高まる中、いかに安全で効率的な作業を徹底していくか――ブリヂストンや住友ゴムはメンテナンスを一つの商品と位置づけて取り組みを強化するほか、横浜ゴムや東洋ゴムなども自主系のタイヤ専業店を巻き込みながらレベルを高める活動を推進していく。 国内4社がタイヤの整備技能…
シングルタイヤの拡販や新たなタイヤ管理システムの導入などトラック・バス用タイヤ事業を積極化している日本ミシュランタイヤ。今年1月には生産財タイヤの各カテゴリーを統合して組織体制を“点”から“面”に移行し展開を加速させている。今後、商用車でも自動運転技術や電気自動車が普及すると見込まれる中、どのようにビジネスは変化していくのか――生産財事業を統括するB2Bタイヤ事業部の高橋敬明常務執行役員に現況と…
日本ミシュランタイヤは7月26日、新潟県内でトラック・バス用タイヤの「3R」コンセプトに関する説明会を開催し、同社がリトレッドタイヤの生産を委託する髙瀬商会の関連会社、トーヨーリトレッドの製造現場を公開した。3Rはミシュランがトラック・バス用タイヤ事業を展開する上で重要な柱となっており、輸送業界の課題解決に繋がるソリューションとして一層の普及が期待されている。 「X One」のリトレッド生産開始…
日本ミシュランタイヤは9月下旬を目処にトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックスワン)で、リトレッドの国内生産を始める。リグルーブなどと併せて同社が進める3Rコンセプトを「X One」にも展開することが可能となり、コストメリットや輸送効率向上を広く訴求していく。将来的に新たなパターンの投入も検討しており、「X One」の装着台数を2020年に2000台、2030年までに3000…
仏ミシュランが理念として掲げる“トータル・パフォーマンス”の一環として、摩耗が進んでも性能を維持するという技術コンセプトを打ち出し、国内市場も含めて幅広いカテゴリーで本格展開を始めた。 同社は昨年発表した乗用車用スタッドレスタイヤ「X-ICE3+」(エックスアイス スリープラス)で1万kmを走行した状態での氷上性能を1割向上させ、性能劣化を抑えることのメリットを前面に押し出した。 また、20…
5月10日から12日の3日間、「ジャパントラックショー2018」がパシフィコ横浜で開催され、前回(2016年)の約2倍となる5万1744人が来場した。タイヤメーカーからは日本ミシュランタイヤが出展したほか、生産財タイヤ向けの整備機器やTPMS(空気圧管理システム)などの展示も目立った。 日本ミシュランタイヤ 6月から提供を始めるトラック・バス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサ…
日本ミシュランタイヤは4月26日、ソフトバンクと協業してトラックバス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサービス」を6月1日から提供すると発表した。契約件数は当初300台からスタートし、2020年に2万台を目指す。さらに同社のワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の販売増にも繋げていく考えだ。 新サービスはタイヤメーカーとして国内で初の実用化となる。車両にオレンジジ…
日本ミシュランタイヤがトラック・バス用タイヤと建設機械用タイヤ、産業車両用タイヤなど生産財タイヤをトータルで提案するビジネスに乗り出した。従来はカテゴリーごとに対応していたが、今年1月に生産財を全体で運営する「B2Bタイヤ事業部」を立ち上げ、点から面に事業を拡大する体制に移行。トラック用タイヤで培ってきた戦略を活用することで、3年後には市販用タイヤで、生産財事業の売上高を2割程度引き上げたい考え…
ブリヂストンタイヤジャパンは2月23日、輸送事業者向けにタイヤの整備作業に関する説明会を開いた。当日はブリヂストンタイヤサービス東日本の東雲店(江東区)で大型トラックのタイヤ脱着作業も公開し、安心安全な運行を支える整備技術を訴求した。 同社は輸送事業者に対して商品と作業の2つを軸にサービスを提供している。商品面では、低燃費タイヤやリトレッドなど様々なニーズに対応した商品を展開する。 一方、タ…
横浜ゴムは2018年から来年にかけて生産財タイヤのラインアップを拡充する。3月に国内のトラック・バス用タイヤの基幹商品としては10年ぶりとなる「710R」を発売したのを皮切りに、海外市場を含めて今後2、3年の間に従来の2倍程度の商品を投入していく計画だ。同社は2月に公表した2020年までの中期経営計画「GD2020」の柱のひとつに、タイヤ生産財事業の強化を掲げており、市場のニーズへ迅速に対応した…
ブリヂストンがトラック・バス用タイヤで、新品タイヤとリトレッド、メンテナンスを一体化したソリューションの提案を積極化している。2月23日にはユーザー向けの大規模な説明会を開催し、その効果を改めて訴求した。上昇傾向が続く燃料価格や深刻な人手不足など、今後も輸送業界を取り巻く環境は厳しさを増すことが予想される中、サービス品質の更なる向上やデジタルツールの活用なども進め、多くの輸送事業者の課題解決に繋…
ブリヂストンは11月28日、トラック・バス用タイヤのデジタルソリューションツール「Toolbox」(ツールボックス)を刷新し、12月から日本にも導入すると発表した。同社の直営店から順次運用を開始し、今後販売代理店への展開も予定している。 「ツールボックス」は、同社のスタッフが運送事業者を訪問した際に取得する装着タイヤの情報やタイヤ点検結果などを管理するもので、既にアジアや中近東・アフリカ、欧州…
ホイール・ボルト折損による大型車(車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス)のタイヤ脱落事故が2016年度に56件発生したことが国土交通省のまとめで分かった。前年度より15件増加し、過去10年間で最も事故が多かった。脱落事故はタイヤ交換の機会が増える冬期に多く起きており、国交省では関係団体を通じて確実な点検・整備を呼びかけている。 56件の事故のうち人身事故は3件あり、前年…
タイヤメーカーや販売会社が、トラック・バス用タイヤの整備作業のレベルアップに向けた取り組みを強化している。活動を継続することで全体の技能が向上し、標準化が進められるなど着実な成果が表れてきているほか、安全に対する技術力や専門性が顧客から評価されるなど、その重要性は今後一層高まっていきそうだ。9月10日にブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴムの3社がそれぞれ開催した整備作業や接客スキルの全国大会を取…
日本ミシュランタイヤは9月15日、栃木県にあるGKNドライブラインジャパンのプルービンググラウンドでトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の試乗イベントを開催した。同社ではここ数年、「X One」の優位性を訴求する取り組みを積極化しているが、今回はタイヤ販売店や運送会社など関係者約120名が参加する大規模なイベントとなった。幅広いユーザーにそのメリットを訴求すること…