【ミシュラン】3Rを輸送業界の課題解決の切り札に
日本ミシュランタイヤは7月28日、新潟県内でトラック・バス用タイヤの「3R」コンセプトに関するユーザー向けセミナーを実施した。3Rはミシュランが推奨するリグルーブやリトレッドを活用することにより、タイヤの経費を削減するとともに、廃棄物の削減や省資源化、CO2排出量の削減を図るもの。当日は北陸信越地区を中心とした運送会社やタイヤディーラーなど約60名の関係者が参加した。会場では同社の取り組み状況が…
日本ミシュランタイヤは7月28日、新潟県内でトラック・バス用タイヤの「3R」コンセプトに関するユーザー向けセミナーを実施した。3Rはミシュランが推奨するリグルーブやリトレッドを活用することにより、タイヤの経費を削減するとともに、廃棄物の削減や省資源化、CO2排出量の削減を図るもの。当日は北陸信越地区を中心とした運送会社やタイヤディーラーなど約60名の関係者が参加した。会場では同社の取り組み状況が…
日本ミシュランタイヤは8月29日に都内で会見を開き、北米などで人気の高い「BFグッドリッチ」ブランドのトラック用タイヤを国内市場に初めて導入すると発表した。初年度の今年は4つのスペックを投入する。これまでアプローチできていなかったユーザーを掘り起こすとともに、取り扱い販売店の拡充にも乗り出す。 同社では従来、トラック用タイヤではミシュランブランドのみを販売し、リグルーブやリトレッドなどソリュー…
日本ミシュランタイヤは9月にもITを活用したトラック・バス用タイヤの管理システムを国内で始める。新システムは同社とソフトバンク、オレンジジャパンが共同で開発を進めているもの。 新システムではタイヤ空気圧などに異常が生じた場合、車両に取り付けたTPMS(タイヤ空気圧管理システム)からソフトバンクの通信回線を通じてクラウド上へ情報が収集される。そこからリアルタイムで運行管理者やタイヤ販売店へ警告を…
日本ミシュランタイヤはトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の販売を加速させる。「X One」は三菱ふそうトラック・バスの「スーパーグレート」にディーラーオプションで設定されるなど新車装着の拡大が見込まれており、それに伴い交換需要の増加も期待される。追い風を受けて同社では「X One」のリトレッドや新たなタイヤ管理サービスにも着手し、幅広いユーザーにアプローチする。…
国内市販用タイヤのメーカー出荷価格改定の動きが急ピッチで進んでいる。今回の値上げは、天然ゴムや石油化学系原材料が高騰を続けており、生産性の向上やコスト削減など企業努力だけで吸収することが困難なことから決定したもの。 今後の行方を市場関係者はどのように見ているのだろうか。値上げ前の需要の前倒しが気になるところだが、ブリヂストンの清水実専務は、「過去の値上げの時も駆け込み需要はあった。4月から5月…
日野自動車は4月5日、さいたま市内で新型トラックの発表会を開催した。今回発表されたのは、大型トラック「日野プロフィア」と中型トラック「日野レンジャー」で、プロフィアは5月22日、レンジャーは4月5日から発売。年間販売目標台数は、プロフィアシリーズ全体で1万1000台、レンジャーシリーズ全体で1万7000台。 今年は同社の75周年であり、同時に前身となる東京瓦斯電気工業の純国産トラック「TGE-…
毎年のように深刻な事故が発生する空気充てん時の作業。日本自動車タイヤ協会のまとめによると、昨年は31件の事故があり1名が死亡した。タイヤが破裂した時の危険性は多くの人が知識として理解しているが、それを実際に体感した人はどれほどいるだろうか――。滋賀県タイヤ商工協同組合は昨年から「タイヤバースト体感研修」を行い、安全意識を高めるための取り組みを強化している。10月29日、滋賀県自動車整備振興会で開…
埼玉県川越市、国道16号線沿いに営業所を構える有限会社山川タイヤ商会。首都圏近郊を環状に結ぶ沿線には、カーディーラーや中古車販売店、タイヤ量販店が軒を連ね、現在も続々と新規出店がある。その激戦区で今年創業59年を迎えた同社は、ヨコハマタイヤ関東販売株式会社川越営業所と同じ敷地内にある。店舗と営業所の共生は今では珍しくなったが、そのメリットを活かした営業力が強みだ。 販社と敷地を共有するメリット活…
住友ゴム工業は9月11日、宮城県のタイヤランド仙台東で「第7回全国TB作業コンテスト」を開催した。この大会は、①トラック・バス用タイヤの安全・確実・効率的な作業の徹底と標準化を図る②作業従事者の作業レベルの向上③作業従事者のモチベーションを高める――この3点を目的に2010年にスタートした。 同社は生産財タイヤの整備作業を向上するため、2008年に初めて作業マニュアルを発行。その後、2013年…
ブリヂストンタイヤジャパンは9月4日、静岡県富士市内で「技能グランプリ」と「生産財セールスマンコンテスト」を開催した。 技能グランプリは「安全作業徹底と標準化」と「作業の高付加価値化」を目指して2010年に開始。今年は472人が参加し、予選を勝ち抜いた54人が全国大会で整備の知識と技能を競った。 1人作業は制限時間19分以内に右前輪のパンクに伴う空気充てんを含むスペアタイヤ交換作業を行う。ま…
タイヤ整備の技術力を高めて顧客と作業スタッフの安全を守る――タイヤメーカーがここ数年、整備作業のレベルアップに向けた取り組みを強化している。全体の技術が向上し、標準化が進められるなど着実な成果が表れてきているほか、メンテナンス作業もひとつの“商品”として認知が進み、その価値が高まりつつある。 9月4日にブリヂストンのグループ会社、ブリヂストンタイヤジャパンが主催する「技能グランプリ」が静岡県で…
国内トラック・バス用タイヤ市場でタイヤメーカーによるITを活用したタイヤ管理システムの開発が加速している。これまで作業員に頼っていたタイヤ点検や整備にかかる時間や労力を低減しつつ、コスト削減を求める運送会社などに提案することで新規開拓や既存顧客の囲い込みに繋げていく。 先週、開催された「ジャパントラックショー2016」で、横浜ゴムは外部のネットワークと連携できる機能を搭載した空気圧管理システム…
南部エリアでのTBタイヤ販売本数 2020年に2倍へ 横浜ゴムは北米市場での供給体制強化にともない、トラック・バス用タイヤの販売量を2020年をめどに現在の約1.6倍の200万本まで引き上げる方針を打ち出した。市販用ではヨコハマブランドのタイヤは大手タイヤディーラーの取り扱い件数はトップ。すでに西部や南部を中心に全米で8割以上のディーラーで販売を行っているが、品質面と耐久性に優れた台タイヤとして…
堅調な需要続く北米で地産地消を確立 横浜ゴムが約360億円を投じて建設していた北米のトラック・バス用タイヤ工場(ミシシッピ州ウエストポイント市)が完成した。現地時間の10月5日に行われた開所式にはミシシッピ州のフィル・ブライアント知事やトレント・ケリー米国下院議員をはじめとした地元政財界の幹部のほか、日系カーメーカーや取引先など約300名が出席した。 ミシシッピ工場は同社にとって単独では北米初…
横浜ゴムは現地時間の10月5日、北米でトラック・バス用タイヤの新工場を稼働した。総投資額は3億ドル(約360億円)で、生産能力はフル操業時に年間100万本を計画している。北米向けにはこれまで独・コンチネンタルとの合弁会社、GTYタイヤカンパニー(米)および日本やタイからの輸入で対応してきたが、新工場の本格稼働により世界有数の商用車市場で旺盛な需要を取り込む。今後、OE納入も拡大させ将来的には合計…