高インチタイヤが伸長 各社の業績を担う柱に
タイヤ4社の24年12月期上期決算が9日までに出そろった。各社ともに国内自動車メーカーの認証不正問題や、海外での廉価品流入で苦戦を強いられたもようだ。だが、業績を詳細に見て浮かび上がったのが、高インチタイヤの好調さ。下期の業績を支えるキーのひとつとなる。 新車・市販ともに増勢へ 対前年同期比で増収減益となったブリヂストン。南米や米国での不調でも増収を確保できた一因…
中国「一年工場」に強い決意で臨む。GYのOTR買収で競争力向上を 横浜ゴム山石昌孝会長兼CEO 横浜ゴムは9日、中期経営計画「YX2026」の進捗状況について説明した。山石昌孝会長兼CEO=写真=は「強みとして持つ既存事業のさらなる深化と市場変化への探索をおし進めるという二つのアプローチを継続する。次の世代に負の遺産を残さないよう変革の総仕上げをやりきり、成長戦略によって企業価…
横浜ゴムは、米国グッドイヤー社の鉱山・建設用車両向けタイヤ(OTR)事業の買収を発表した。買収価格は約1294億円(9億500万USドル、換算レート1ドル143円)。 山石昌孝代表取締役会長兼CEOは22日、オンライン会見を実施。新中期経営計画(YX2026)で掲げるOHT(オフハイウェイタイヤ)事業の成長戦略のひとつ、「Programmatic(プログラマティック) M&A」の一環と…
横浜ゴムは中国の浙江省杭州市銭塘新区に乗用車用タイヤの新工場を建設する。生産能力は年産900万本でスタートし、将来的な拡大も想定。投資額は約367億円。26年第2四半期から生産開始を予定する。 現地のタイヤ生産子会社である杭州優科豪馬輪胎有限公司が、中国現地政府の都市再開発を目的とした移転要請に応じるもの。新工場の建設は銭塘新区など現地政府の外資投資プロジェクトとなるため、新たに杭州銭塘優科豪…
横浜ゴムは、自社系列タイヤショップ「タイヤガーデン」「グランドスラム」での購入者全員にオリジナルグッズをプレゼントするキャンペーンの第4弾を実施する。期間は7月1日から8月31日まで。 キャンペーン実施店舗で、ストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD09(アドバン・ネオバ・エーディー・ゼロキュウ)」4本1セット購入者を対象に行う。 キャンペーン特設サイトから申し込みをした全員に…
横浜ゴムは15日、メキシコの乗用車用タイヤ新工場の起工式を開催した=写真=。新工場は今後予測されるタイヤ需要の増大に迅速に対応するため、北米市場での地産地消の能力増強を目的として建設する。 所在地はメキシコ合衆国コアウイラ州サルティヨ アリアンサ工業団地。敷地面積は約61万平方メートル。タイヤ生産能力は年産500万本で、2024年第2四半期に着工し、2027年第1四半期からの生産開始を予定。将…
横浜ゴムは、SUV・ピックアップ用オールテレーンタイヤの新商品「GEOLANDAR A/T4(ジオランダー・エイティー・フォー)」を5月から全世界で順次発売する。4月に行われた試乗会では、新開発のアグレッシブなトレッドパターンにより実現したハイレベルな性能が披露された。 アグレッシブな外観ルックス 「開発初期の段階から、好評な現行品『GEOLANDAR A/T G…
オンロード性能を両立しながらオフロード感を高める 横浜ゴムは17日、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」の新商品「GEOLANDAR A/T4(エイティフォー)」の発表試乗会を行った。アグレッシブなデザインでオフロード感を高めたスタンダードオールテレーンタイヤで、5月から全世界で順次発売する。日本での発売サイズ数は5月発売の19サイズを皮切りに7月ま…
ADVAN dB V553 性能が持続し車種を問わずに装着可能 横浜ゴムグループは新中期経営計画「YX2026」を発表した。各事業で一層の成長戦略に取り組み、「YX2026」中にHockey Stick Growth(うなぎのぼりの成長)をめざす。タイヤ事業の消費財分野では、ADVAN(アドバン)、GEOLANDAR(ジオランダー)、WINTERという高付加価値商品を市場に積極的に投入。その比率…